札幌市東区の障がい者就労継続支援A型事業所
ジョブロジック環状通り東の阿部です。
札幌でも街中からすっかり雪がなくなり、ああ~春が来たなぁなんて感じております。
世間でも今週から新年度がスタートとのことで、進学やら就職やら引っ越しやら転勤と忙しく動き回ることになった方も多いのではないでしょうか?
ジョブロジック環状通東でもこの新年度から新たな利用者さんが2名入職することとなり、嬉しい限り。また気持ちも新たに頑張っていきたいとおもいます!!
ところで新年は1月なのに新年度は4月って不思議だとおもいませんか?
私も子供の頃変だな~と思っていて、勝手に旧暦を使っていた頃の名残なのかななんて頓珍漢なことを考えていました。社会人となり先輩から教えてもらうまでその勘違いがずっと続いた訳です。恥ずかしい…
その時の先輩曰く
「国の会計年度が4月1から3月31に制定されているので、それに合わせているんだよ」とのこと。
その時はえぇ~なるほど~なんて思ったものです。
でもちょっとアレって思いませんか?そもそもなんで国はそんな制定をしているんだろうって。だって分かりやすく1月からスタートすればいいじゃないですか…なぜ中途半端な4月…
先輩は教えてくれませんでしたけど私は正直思ってしまいました。
前置きが長くなりましたが今回はそんな年度の不思議について紹介していきたいと思います。
・始まりは明治時代!?
国の会計年度が 4月1から3月31に制定され たのは今を遡ること100年以上前の明治時代。明治19年と言われています。明治19年は西暦にすると1886年。新選組の斎藤一や江戸幕府十五代将軍徳川慶喜もバリバリ生きていた時代です。うーん昔!!ちょっと前まで江戸時代!!
この江戸時代から明治時代に変わるこのタイミングで国家と納税に大きな変化があり、今の制度に繋がっていくんです。
・納税も近代化!?
皆さん現在では税金を「お金」で払っていますよね?コレ江戸時代までは少々違いまして、農民たちは作物を納税していたんです。つまり主に「お米」。歴史の教科書で年貢という文字を見たことがありませんか?これが年貢です。ただ江戸時代にもちゃんとお金はあったので、商人はお金、職人は工芸品を年貢として納めていたりしました。因みに我らが北海道(当時は蝦夷)ではイワシが年貢として納められていたとか…
しかししかし、明治時代になると近代化に伴い国民は「お金」で納税しなくてはいけなくなります。そのため今まで「お米」で納税していた人たちは、米を現金に変えて税金を払うというひと手間が必要に…
秋に収穫した米を売って現金にして納税…納税されて予算を云々…
これではとても正月からスタートという訳にはいきませんね、ということで4月になったというわけです。
勿論説はいろいろあって今回紹介したものはその中の一つです。
そんな事情があって我々の新学期や新年度が決まっていたなんて面白いと思いませんか?
何気なく当たり前なことも調べてみると歴史があったりして興味深いですね。
それでは新年度もどうかよろしくお願いします!!
ではでは~…