通所交通費助成を御存知でしたか?

札幌市東区の就労継続支援A型事業所

ジョブロジック環状通り東の山田です。

 

新規利用希望の方向けにパンフレットをご案内する上で時々ご質問のある、

『交通費助成について』ご案内してみたいと思います。

 

実際パンフレットには、こう書かれています。

正確には、『札幌市障がい者等通所交通費助成』という名称で、

対象となる施設に定期的に通所する障がいのある方や難病患者等に、

通所にかかる交通費の一部を助成することにより、

身体機能や生活能力等の維持・向上を図り、

社会参加や社会復帰を促進することを目的としています。

(札幌市のHPより抜粋)

 

ジョブロジックは、この対象となる施設の就労継続支援に該当しているため、

助成の対象通所施設となります。

 

ちなみに、対象者は…

①身体障がい3~6級、知的障がいBもしくはB-、精神障がい3級、

自立支援医療(精神通院医療)を受けている方、難病患者、

知的または精神障がいにより対象施設のいずれかに通所している方。

②札幌市内に居住し、住民登録をしている方。

③原則、自宅から通所施設までの直線距離が1km以上の方。

対象とならない方は…

①身体障がい1・2級、知的障がいA(重度判定)、精神障がい1・2級の方。

(ただし、JR鉄道を利用する場合は、JR鉄道の利用分についてのみ、助成対象となることがあります)

②生活保護法による保護を受けている方。

 

助成は、1ヵ月単位で施設を通じて助成を受けられます。

そのため、施設側で一括して毎月申請及び請求業務を行っています。

 

1日当たりの助成額は、自宅から通所施設までの運賃(実費分)に助成率を掛けた金額。

①利用する交通機関の全てで、交通事業者による障がい者への運賃割引が適用される場合

⇒25%

(ただし、月の通所日数が20日を超える場合、20日を超えた分については50%に引き上げ)

②利用する交通機関に、運賃割引が適用されないものが含まれる場合

⇒50%

 

説明文だけではイメージしにくいので、いくつか例題を用意しました!

①精神障がい手帳3級の方の例

お住まいから、地下鉄東豊線『新道東』まで【中央バス】で移動し、

地下鉄に乗り換えて、『新道東』から『環状通東』まで交通機関を利用。

この場合、精神障がい手帳3級の方は【中央バス】が運賃割引が適用されないため、

《 利用する交通機関に、運賃割引が適用されないものが含まれる場合 》

に該当し、 助成率が50%となります。

仮に往復で600円かかるとしたら、50%の助成率なので、

1日300円の助成を受けられる事になります。

 

②療育手帳B-の方の例

地下鉄東豊線『美園』から『環状通東』まで交通機関を利用。

《 利用する交通機関の全てで、交通事業者による障がい者への運賃割引が適用される場合 》

に該当し、助成率が25%となります。

ただし、一ヵ月に23日通所したとしたら…

《 月の通所日数が20日を超える場合、20日を超えた分については50%に引き上げ 》

が適用となり、20日分は25%、3日分は50%となります。

往復で300円かかるとしたら、25%で1日75円、50%で1日150円。

75円×20日=1500円、150円×3日=450円で、

一ヵ月トータル1950円という計算になります。

 

理解するには複雑な制度ですが、通所される皆様にとっては心強い制度です。

制度を有効的に活用し、継続的に就労してもらえたらと思います。


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ジョブロジックは利用者様との対話を大切に、働くスキルを身につけて一般就労されることをご支援する札幌市の障がい者就労継続支援A型事業所です。

身体障がい、知的障がい、精神障がい、発達障がいなどをお持ちの方と雇用契約を結び、支援を受けながら働ける場所をご提供しています。雇用契約を結びますので、最低賃金が保証されます。

市内で4つの事業所(手稲区、北区、東区、厚別区)を運営しています。事業所内での軽作業や、「施設外就労」という形で派遣先の一般企業で働くお仕事もあります。事業所の職員が同行しており、サポートを受けながら働くことができます。派遣先の企業では健常者の方と同じ職場で働きますので、一般就労へのイメージをしていただきやすいことも特徴です。

ジョブロジックでは障がいをお持ちの方、高等支援学校在学中の生徒様や親御様、関係者様からのご見学や職場体験希望、ご質問等を受付しております。


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