会社のこと

福祉の仕事は、対人援助職ともいわれます。物を作る仕事とは違い、手に触れることができない“思い”をくみとる仕事です。

手に触れることができない仕事だからこそ利用者さんの声に耳を傾け、一緒に悩んで、一緒に泣いて、一緒に笑って、その“思い”を共有することが大切です。

もちろん自分の“思い”も大切です。
うまくいかず悔しくて周りの仲間に相談することもたくさんあります。
楽しくてたくさん笑う日もあります。
利用者さんに教えてもらって感謝することもたくさんあります。

ジョブロジックでは、そんなたくさんの“思い”を大切にしています。

手に触れることができない仕事だからこそ、利用者さんから「ありがとう」と言われたとき、その笑顔が増えたとき、自分の成長が感じられると思います。

株式会社ジョブロジック
代表取締役　原田　徳

株式会社ジョブロジックの設立は、2011年。当時は就労継続支援A型の事業所数は、札幌市内にはまだ数か所しかない状態でした。
そんな中でいち早く「就労継続支援A型」と「施設外就労」（※1）に着目し、障がいを持つ方を一般就労（※2）へつなげる支援を実施していきました。現在では札幌市内に「就労継続支援A型事業所」を４事業所展開し、施設外就労提携先企業も増え、障がいを持つ方の一般就労者数は50名を超えました。

ジョブロジックは今までも、これからも「障がいも持つ方」の支援を中心に、そこで働く「スタッフ」や提携している「企業」も大切に成長していきたいと考えています。

（※1）　事業所の外の一般企業で、より社会に近い環境で働く形態　（※２） 一般企業への就職

福祉施設を展開している主な法人は「医療法人」「社会福祉法人」「NPO法人」などがありますが、株式会社と聞くと福祉とかけ離れたイメージがあるかもしれません。

そんな中、ジョブロジックではなぜ「株式会社」にしたかというと、

①福祉の「殻」を破りたいという思い
②障がいを持つ方の支援のこだわり
③スタッフとして働く人の生活の安定

この３つを大切にしたいという思いから「株式会社」という選択をしました。

福祉の“殻”を破りたいという思い

福祉施設で何かモノを作って販売するときや施設外で仕事をするとき。
「障がいを持っている人達が作るものだから」、「障がいを持っている方がする仕事だから」という目線でモノを買ったり、仕事を依頼してもらうということではなく、単純に「いいモノだから」「いい仕事をするから」そう言った思いで、モノを買ったり、仕事を依頼してもらいたいということを目指しています。

障がいを持つ方の支援のこだわり

障がいを持つ方が一般就労をするときに、自分の障がいを企業に伝えて働く「オープン就労」と、自分の障がいを伝えずに働く「クローズ就労」があります。主に「クローズ就労」で働くとき、「障がい」や「福祉」という言葉を慎重に扱う必要があります。

特に年末に使う源泉徴収票に会社の名前が記載されるため、社会福祉法人や NPO法人などではなく、「株式会社」の方が「福祉を連想しなくなるため、障がいを持つ方の安心の一つにつながります。

スタッフとして”働く人の生活”の安定

ジョブロジックで働くスタッフは全員が“正社員”です。（2023.7月現在）
それはスタッフの生活の土台があってこそ、障がいを持つ方の支援を丁寧にできると考えているからです。昇給や賞与も毎年安定しており、個々のライフプランが立てやすい会社を目指しています。

障がい福祉サービスには、数多くのサービスがあります。
しかしジョブロジックで展開しているのは「就労継続支援A型」のみです。
（※2023.7月現在）

それは、なぜなのか？
就労継続支援A型が、“社会に一番近いサービス”であることと、“障がいを持つ方の人生に大きく関わることができるサービス”だからです。