就労継続支援A型事業所は、障がいのある方が、一般企業での業務が難しい場合に利用できる福祉サービスです。利用者は事業所と雇用契約を結び、一般企業と同等に、最低賃金が保証された環境で働けます。利用者は就労以外の、生活リズムなどの困りごとなどについても支援を受けながら、働くスキルを向上させることができます。

働く習慣・環境づくり

就労継続支援A型事業所は「社会に一番近い福祉」とも言われています。自立した社会生活を送るためには、「働く」ことがとても大切です。提携先（施設外就労先）の一般企業の仕事に携わることで、“社会の役に立つ喜び”を実感しながら働く習慣を身につけ、障がいやご自身の特性と向き合い、長く働ける自信を身につけられる環境です。

一般企業での就労経験がある方も、ない方も利用できます

就労継続支援A型を利用する際、毎週決まった日数や時間で働くことが難しい方は無理のない範囲から始めることができます。ご自身のレベルに合わせて将来的には雇用契約を目指すことも可能です。

例えば、通院によって就労にブランクがある方や、働く自信がない方、就労経験がないため徐々に慣れていきたい方は、まずはA型の「非雇用」という形態で働くこともできます。体調が良い時にA型事業所を利用開始したものの、作業に慣れるまでは思うように働くことが難しかったり、体調の変化で働くことが難しくなった時などは、職員と相談して非雇用（A型の非雇用）へ働き方を変えることもできます。ご自分のペースで働く習慣を身につけられます。
※非雇用型は、最低賃金以下の時給となります。

利用者の作業スキル・レベルに合わせた就労支援

当事業所では、札幌市内に５つの事業所があります。朝は事業所（または事業所に近い地下鉄またはJRの駅付近）に集合し、提携先の企業（食品工場、物流センターなど）へ職員と一緒に出勤し、出勤先の企業で当事業所の職員と一緒に働く「施設外就労」の形を取っています。作業内容は、食品工場での軽作業（袋詰、野菜のカット等）や物流センター、倉庫でのピッキング、倉庫内軽作業などがあります。作業はできるところから分担し、不安なことやわからないことがあればいつでも職員に確認できます。

「A型事業所で支援を受けながら長く働きたい方」も「いずれ一般企業で働きたい（一般就労したい）方」も、その方の目標に合わせてサポートしています。ご本人のスキルに合わせてステップアップができ、個々の就労レベルに応じて提携先企業での就労内容、お任せする作業の内訳も変わります。ジョブロジックではご利用者の方の働くうえでの課題と目標の設定を支援しており、「その方らしく継続して働く」を一緒に考え、環境づくりに努めています。

就労継続支援A型事業所のご利用対象となる方

ご利用対象となるのは、次に当てはまる方です。

• 障がいをお持ちで今すぐには一般企業で勤務することが難しい方
• 一般企業での就労経験はあるが、離職しており就業にブランクがある方
• 特別支援学校を卒業して就職活動を行ったが、就職されなかった方
• 利用開始時に65歳未満の方
• 北海道内にお住まいで、札幌市内の事業所の最寄り駅または事業所へ通える方

ジョブロジックでの仕事内容はこちら

札幌市内の事業所で、雇用型、非雇用型の仕事を募集中です。仕事内容はこちらのページからご覧ください。
※非雇用型の作業を行っていない事業所もあります。