札幌市東区の障がい者就労継続支援A型事業所
ジョブロジック環状通り東の阿部です。
突然ですが皆さんノーベル賞はもちろん知っていますよね?
ではイグノーベル賞は知っていますか?
簡単に言ってしまうとイグノーベル賞はノーベル賞のパロディで、アメリカの科学雑誌が「人々を笑わせ、考えさせられる研究」を表彰するために始めたものなんです。
イグノーベル賞のイグは否定を表すIgから来ており、裏ノーベル賞的な意味があるそうです。
ノーベル賞の表彰式はスウェーデンで行われていますが、イグノーベル賞は毎年アメリカのハーバード大学で行われています。ただし、去年から新型コロナウィルスの流行の影響でオンラインでの表彰式となっています。
今年も9月の半ばに表彰式があり、テレビでもニュースになっていましたね~
それもそのはず日本人はこのイグノーベル賞の常連で、今年で16年連続の受賞!
因みにその研究内容は…
「円柱形のつまみの回転操作における指の使用状況について」
という内容で千葉工業大学の教授が工学賞を受賞したとのことです。おめでとうございます!
日本人以外での面白い研究では「古代マヤ文明での浣腸」の研究や「サソリの便秘と交尾」の研究なんていうユニークなものが沢山あったので、興味のある方は是非調べてみてください!
もちろんだだ面白いだけではないのがこのイグノーベル賞のすごい所。一見素人目にはふざけているようにしか、見えない研究が社会や生活の役に立つものだったりするんです。
上で紹介したつまみの研究も、人間が開けやすいキャップのデザインをする上で重要な意味のある研究なんだそうです。
では最後に福祉事業者らしく福祉に関係のある研究を一つ。
2011年に日本の研究者が受賞したもので、
「睡眠中、わさびの臭いが空気中にどのくらい充満すれば人は起きるのか」という日本人らしいユニークな研究。
これ、とっても大事な研究なんですよ。
例えば睡眠中に火災があった時には警報機がなりますよね?
でも聴覚障がい者は警報の音を聞くことができません。そこで音以外に危険を知らせる必要があるわけです。
そこで臭いで人を起こすことができる研究が必要だったとのこと。
このわさび警報装置は販売もされているそうなので、興味ある方は探してみてくださいね。
いかがでしたかイグノーベル賞?
皆さんも何か研究をしてみたくなりませんか?
あなたの研究が世界を変えるかもしれませんよ…